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「ダブル・インパクト 明治ニッポンの美」展が東京・名古屋で開催、黒船来航・文明開化を錦絵で紐解く

2014年12月8日 - 未分類


楊州周延 《梅園唱歌図》1887年(明治20)、ボストン美術館
Gift of L.Aaron Lebowich,RES.53.82-4
Photograph © 2014 Museum of Fine Arts,Boston.All rights reserved.

東京藝術大学と米・ボストン美術館のコレクションを集めた展覧会「ダブル・インパクト 明治ニッポンの美」を東京藝術大学大学美術館と名古屋ボストン美術館で開催。東京展は、2015年4月4日(土)から5月17日(日)まで、また名古屋展は2015年6月6日(土)から8月30日(日)まで。

本展のテーマは、黒船来航から近代国家成立までのおよそ半世紀の歳月に起きた、日本と西洋の影響関係を絵画、工芸、写真などを通して再検討すること。日本が受けた西洋からの衝撃「ウエスタン・インパクト」のみならず、西洋人が日本から受けた衝撃「ジャパニーズ・インパクト」、また同時代の日本人の暮らしや美術をどのように捉えていたかを時系列に沿って紹介する。


三代歌川広重《横浜波止場ヨリ海岸通異人館之真図》1875年(明治8)、ボストン美術館
Jean S.and Frederic A. Sharf Collection,2000.506a-c
Photograph © 2014 Museum of Fine Arts,Boston.All rights reserved.

プロローグは黒船来航から、怒涛のようにつづく、開港、開国、倒幕、大政奉還、文明開化という激動時代の始まりをクローズアップし、日本人また来日した外国人の視点を紐とく。

第1章では、近代化に侵されていない純真な「不思議の國JAPAN」が欧米人の眼にどのように映ったのかを、絵画と工芸品を通して紹介。つづく第2章ではボストン美術館所蔵の錦絵と共に、文明開化期の変化する日本に焦点を当てる。蒸気機関車を囲む市民や水雷の実験を見物する姿、また新しい時代を享受する活気あふれる国民を表した作品は、前章とは一転、街の様子もありありと感じ取れる華やかな仕上がりだ。


橋本雅邦《雪景山水図》1880年代半ば、ボストン美術館
William Sturgis Bigelow Collection,11.8724
Photograph © 2014 Museum of Fine Arts,Boston.All rights reserved.

第3章では西洋文明の波に大きな影響を受けた、日本の美術界をクローズアップ。ワーグマン、フォンタネージ、ラグーザという3人の作品から、日本における西洋美術の受容の軌跡をたどる。伝統様式と西洋画法を融合した「日本画」の創造を、第4章で紹介。1889年東京美術学校(現:東京藝術大学)の開校後に現れた、新時代を担う横山大観、菱田春草、六角紫水の作品を中心に、近代日本美術の成立過程を通覧する。

最終章では、天皇を中心とした近代国家を樹立した明治日本における、伝統回帰と西洋志向が影響し合いながら展開していく美術界に迫る。

東京藝術大学とボストン美術館のコラボレーションによる展覧会は、初めてのこと。貴重な作品が並ぶ本展を見逃さないで。


狩野芳崖《悲母観音》1888年(明治21)、
東京藝術大学、重要文化財【東京展のみ展示】

【イベント詳細】
ダブル・インパクト 明治ニッポンの美
■東京展
開催期間:2015年4月4日(土)~5月17日(日)
時間:10:00~17:00 ※入館は、16:30まで。
休館日:月曜日
※ただし4月6日(月)、5月4日(月)は開館。
会場:東京藝術大学大学美術館
住所:東京都台東区上野公園12-8
TEL:03-5777-8600(ハローダイヤル)
観覧料:一般 1,500円(1,300円・1,200円)、高校・大学生 1,000円(800円・700円)
※()内は前売り価格・団体(20名以上)価格。 
※ダブルチケット(2枚つづり) 2,000円も用意。

■名古屋展
開催期間:2015年6月6日(土)~8月30日(日)
時間:平日 10:00~19:00、土日祝・休日 10:00~17:00
※入館は、閉館の30分前まで。
休館日:月曜日
※ただし、月曜日が祝・休日の場合はその翌日。
会場:名古屋ボストン美術館
住所:愛知県名古屋市中区金山街1-1-1
TEL:052-684-0101
観覧料::一般 1,300円(1,100円)、高校・大学生 900円(700円)、中学生以下 無料
※()内は団体(20名以上)価格及び、平日17時以降の割引料金価格。