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「映画をめぐる美術」展、開催 - 美術館で映画を「読む」体験

2014年4月26日 - 未分類


アナ・トーフ《偽った嘘について》2000年[2007年、アントワープ現代美術館での展示風景] アントワープ現代美術館蔵
Courtesy Museum of Contemporary Art, Antwerp (M HKA) ©photo: Ana Torfs

「映画をめぐる美術 - マルセル・ブロータースから始める」展が東京国立近代美術館で2014年6月1日(日)まで開催されている。「映画」そのものではなく、映画をめぐる「美術」。国際的に活躍する現代アーティスト13名の映像をメインに「映画をめぐる」作品を紹介する。

サブタイトルにあるマルセル・ブロータースとは、ベルギー出身の芸術家の名。オブジェや写真・短編映画の制作、著述活動など幅広い創作を展開したブロータースは、1960年代半ばから70年代半ば、戦後美術の転換期に唯一無二の存在感を示した。展覧会はそんなブロータースの部屋から始まる。この部屋にあるいくつかの穴は、カーテンに囲まれた長い廊下の入り口になっていて、それぞれフィルムやビデオ、写真の分野で活躍する美術家の部屋へ通ずる。「シネマ・コンプレックス」がテーマのこの独特な会場構成は作品世界へ深く入り込んでいけるような配置になっている。

 
左) ダヤニータ・シン《ファイル・ルーム》2013年 ©Dayanita Singh
右) ミン・ウォン《Filem-Filem-Filem》 2008年-2010年 Courtesy of the Vitamine Creative Space, Guangzhou, China ©Ming Wong

13人のアーティストには写真シリーズ「エレベーターガール」で注目を集めるやなぎみわや、ヴェネツィア・ビエンナーレで審査員特別表彰を受賞したミン・ウォンなどが名を連ねる。その他、シンディ・シャーマンが女優に扮したセルフ・ポートレートのシリーズや、ニコラ・ジェスキエール時代のバレンシアガ(BALENCIAGA)の店舗をデザインしていたアーティストのドミニク・ゴンザレス=フォルステルなど、ファッションに関心が高い人にもお勧めの作家たちが揃う。

また、作家本人らによるギャラリートーク、特集上映などのイベントもあるので是非多くの人に足を運んでほしい。

【展覧会概要】
映画をめぐる美術 - マルセル・ブロータースから始める
期間:2014年4月22日(火)〜6月1日(日)
会場:東京国立近代美術館 企画展ギャラリー 1階
開館時間:10:00〜17:00(金曜は20:00まで)
休館日:毎週月曜(5月5日は開館)、5月7日(水)
観覧料:一般 850(600)円、大学生 450(250)円 括弧内は20名以上の団体料金
※本展使用済入場券で、2回目は特別料金(一般 430円、大学生 130円)

【出展作家】
マルセル・ブロータース、シンディ・シャーマン、アイザック・ジュリアン、ダヤニータ・シン、ピエール・ユイグ、アナ・トーフ、ドミニク・ゴンザレス= フォルステル、アクラム・ザタリ、やなぎみわ、ミン・ウォン、エリック・ボードレール、アンリ・サラ、田中功起

【イベント情報】
■連続ギャラリー・トーク
深田 晃司(映画監督)
4月26日(土) 14:00〜15:00
牧口 千夏(京都国立近代美術館研究員・本展企画者)
5月3日(土) 14:00〜15:00
ダヤニータ・シン(出品作家)
5月10日(土) 14:00〜15:00
岡田 秀則(東京国立近代美術館フィルムセンター主任研究員)
5月31日(土) 14:00〜15:00
場所:いずれも企画展ギャラリー(1階)
参加無料、申込不要、要観覧券

■金曜の夕べの特集上映
ドミニク・ゴンザレス=フォルステル
日程:4月25日(金)、5月9日(金)、5月23日(金)
ミン・ウォン
日程:5月2日(金)、5月16日(金)、5月30日(金)
時間:いずれも18:30〜19:30
場所:いずれも企画展ギャラリー(1階)
参加無料、申込不要、要観覧券

【問い合わせ先】
TEL:03-5777-8600