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カンヌ映画祭パルム・ドール受賞作『雪の轍』- カッパドキアを舞台に、人間の繊細な心理描く3時間

2015年2月18日 - 未分類

2015年6月、映画『雪の轍(わだち)』が、角川シネマ有楽町および新宿武蔵野館ほか全国で順次公開される。

第67回カンヌ国際映画祭で見事パルム・ドール大賞(最高賞)を受賞した本作。世界遺産カッパドキアを舞台に、ホテルのオーナーとして暮らす元舞台俳優のアイドゥンと若く美しい妻との生活、妹との愛憎、そして主人公への家賃を滞納する聖職者の一家との不和を生々しく描くヒューマンドラマだ。

ロシアを代表する文豪チェーホフの著作をモチーフにした本作には、劇作家シェークスピアや、スウェーデンの映画監督イングマール・ベルイマンを思わせる描写も。カッパドキアに雪が積もるにつれ、お互いの内面が静かに明らかになっていき、ストレートな言葉で感情をぶつけ合う彼らには、滑稽さすら漂う。

濃厚な世界観と人の心をえぐる展開、そして圧倒的な映像美によって紡がれる3時間16分は、ガーディアン、ル・モンドをはじめとする各国のメディアからも絶賛されている。

監督は、カンヌ国際映画祭コンペティション部門にてグランプリ2回と監督賞を受賞している、トルコが誇る巨匠ヌリ・ビルゲ・ジェイラン。監督にとって本作『 雪の轍(わだち)』は、初の日本公開作品となる。

【ストーリー】
カッパドキアに佇むホテル・オセロ。若く美しい妻と、離婚で戻ってきた妹と暮らす元舞台役者のアイドゥン。オーナーとして悠々自適に暮らす毎日だが、冬の訪れによって閉ざされいくホテルの中で、それぞれの内面が次第に明らかになっていく。さらに、アイドゥンへの家賃を滞納する一家との不和が彼を悩ませる。妻と妹、気の置けない友人、そして相容れない隣人との終わりのない会話をつづけながら、アイドゥンは人を赦すこと、愛することの意味と自らの人生に思いを馳せていく。凍てつく大地の雪解けを待ちながら―。

【作品情報】
『雪の轍(わだち)』
公開時期:2015年6月
監督:ヌリ・ビルゲ・ジェイラン 脚本:エブル・ジェイラン、ヌリ・ビルゲ・ジェイラン
出演:ハルク・ビルギネル、メリサ・ソゼン、デメット・アクバァ、アイベルク・ペクジャン、セルハット・クルッチ、ネジャット・イシレル
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