未分類

ジョン・マルコヴィッチ、カトリーヌ・ドヌーヴ出演映画『皇帝と公爵』 - ナポレオンとライバルの豪華歴史物語

2013年10月9日 - 未分類

数々の武勇伝を残し、歴史に名を刻んだかの有名な皇帝ナポレオンには、知られざる大きなライバルがいた。ナポレオンとそのライバル・知将ウェリントンの物語を19世紀フランス、ポルトガルを舞台に、ジョン・マルコヴィッチ、カトリーヌ・ドヌーヴ、メルヴィル・プポーら錚々たるキャストたちを迎え、戦乱の世とその時代を生き抜いた人々のドラマを描き出す。豪華絢爛な歴史絵巻のような映画『皇帝と公爵』が2013年12月下旬より日本で劇場公開される。本作は、2012年ヴェネチア国際映画祭コンペティション部門正式出品された。

1810年、ナポレオン皇帝はマッセナ元帥にポルトガル征服を命じる。フランス軍は難なくポルトガルへの進攻に成功したかにみえたが、それはウェリントン公爵の仕掛けた罠だった。あのナポレオン皇帝が生涯に四度戦い、一度も勝つことの出来なかった唯一の相手、ウェリントン。フランス軍のポルトガル征服と、その侵略を食い止めるイギリス・ポルトガル連合軍との「ブサコの戦い」を描いた本作は、前線で戦う兵士たち、たくましく生き抜く女性たち、そして戦う理由も分らないまま戦火に巻き込まれる市井の人々や教会など、各々のまなざしが捉えた動乱の時代を浮き彫りにする。

2011年にこの世を去った名匠ラウル・ルイス監督最後のプロジェクトとなった本作の元には、ジョン・マルコヴィッチ、カトリーヌ・ドヌーヴ、メルヴィル・プポー、マチュー・アマルリック、イザベル・ユペール、ミシェル・ピコリ、キアラ・マストロヤンニら名優が集結。公私共にルイス監督のパートナーであったバレリア・サルミエントと共に豪華絢爛な歴史物語をみごと完成させた。

「戦争において苦しむのは女性たちなんだということを伝えたかった」と語るバレリア・サルミエント監督。彼女の手によって表現される、戦時下における女性たちの苦しみと窮地を様々な方法で切り抜ける生命力の描写にも注目したい。

■ストーリー
ナポレオンには決して勝つことができない男がいた――。 皇帝と、その永遠のライバル・知将ウェリントンの知られざる戦いが今、描かれる 。

1810年、2度の侵攻失敗の後、ナポレオン皇帝はマッセナ元帥にポルトガル征服を命じる。フランス軍は難なくポルトガルへの侵攻に成功したかにみえたが、それはウェリントン将軍の仕掛けた罠。武勇を誇ったナポレオンに対し、知将として知られたウェリントン(後の初代ウェリントン公爵)。

この対照的な2人は共に1769年生まれ。ナポレオンはコルシカ島の農村出身で、自らの才覚で上り詰めた革命家。燃えるような野望を胸に、常に華々しい戦闘を求め、持ち前の機敏さと決断力で、電光石火のように次々と敵を打ち破った。一方ウェリントンはイギリスの名門イートン校で学んだアイルランド貴族で、晩年にはイギリス首相を二度務めた人物。どんな戦局に於いても冷静さを保ち、戦いを好まず、一般市民へ危害を加えることを禁じ、部下たちの食料と装備に何より配慮した本物の紳士であった。

本作では、そんな二人がただ一度、剣を交えた世紀の決戦“ワーテルローの戦い”へとつながる、フランス軍のポルトガル征服と、その侵略を食い止めるイギリス・ポルトガル連合軍との“ブサコの戦い”の知られざる攻防が描かれる。

否応なく戦乱の渦に巻き込まれてゆく名も無き人々、そして激動の時代をたくましく生きる女性たち 。映画は、敵兵の迫害から必死で逃れる者、貧しくとも歯を食いしばり生き延びようとする者、焼け野原となった土地で黙々と砦の建設を続ける者、自分たちの国からフランス軍を撤退させるため粘り強い戦いを試みる者、私利私欲のために混乱に乗じる者などを同線上で描き、兵士と民衆の生きることに貪欲な姿を分け隔てなく丁寧に、あるいは劇的に描き上げる。さらに登場する強く美しい女性たちは、動乱の時代を生き延びるために、ある者は娼婦や追い剥ぎで日銭を稼ぎ、ある者は裕福な男性との結婚を急ぎ、ある者は男装し戦火に飛び込む。ラウル・ルイスよりプロジェクトを引き継いだバレリア・サルミエント監督の手により、戦時下における女性たちの苦しみとその生命力が、いっそう強く活写される。

【映画公開情報】
『皇帝と公爵』
12月下旬、シネスイッチ銀座他にて全国順次公開
(C)ALFAMA FILMS / FRANCE 3 CINEMA 2012