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スイス人画家が描くアルプスの景観 ‐ 「フェルディナント・ホドラー展」上野で開催

2014年5月1日 - 未分類

  
《感情III》1905年 油彩・カンヴァス 117.5×170.5cmベルン州©Kanton Bern (Prolith AG, Bern)

日本とスイスの国交樹立150周年を記念した展覧会「フェルディナント・ホドラー展」が、2014年10月7日(火)から2015年1月12日(月・祝)まで、上野・国立西洋美術館にて開催される。

19世紀末のスイスを代表する画家、フェルディナント・ホドラー。国内での絶大な人気に加え、近年では欧米でも相次いで個展が行なわれるなど、その存在には改めて国際的な注目が集まっている。国交樹立150周年を記念して開催される本展は、日本ではおよそ40年ぶりの最大規模の回顧展となる。


《シェーブルから見たレマン湖》1905年頃 油彩・カンヴァス 80×100cm
ジュネーヴ美術・歴史博物館 ©Musée d'art et d'histoire, Ville de Genève ©Photo: Yves Siza

ホドラーの作品の特徴は、象徴主義的作品を多く残したと同時に身近なアルプスの景観をくりかえし描いた点にある。また、彼が提唱した類似する形態の反復によって絵画を構成する「パラレリズム(平行主義)」を利用した作品だ。人々の身体の動きや自然のさまざまな事物が織りなす、生きた「リズム」でもって人物画や風景画を描いた。

本展では、ホドラーの芸術家人生をたどりながら、世紀転換期のスイスで生まれたリズムの絵画を体感することもできるだろう。また、このリズムの絵画を描いていた時代、その絵画を平面だけではなく、空間にも表現するという試みとして行なわれた"装飾プロジェクト"の存在があった。その一環としてホドラーは、歴史場面を主題とする室内装飾を生涯にわたって手掛けた。本プロジェクトにおいても、彼はパラレリズムの方法によって人物の形態 を反復し、連鎖させることで、動的な画面を構成しようとした。これらの壁画作品も習作によって概観できる。


《バラのある自画像》1914年 油彩・カンヴァス 43×39cm シャフハウゼン万聖教会博物館
 

国交樹立150周年を記念して開催される本展は、日本ではおよそ40年ぶりに開催される最大規模の回顧展となる。展示作品はバルビゾン派に傾倒し風景画家として出発した時代の作品から、彼の象徴とも言えるリズムを表現する作品や晩年の作品まである。

ホドラーの作品を彼の画業の歴史はもちろん、その背景に隠される彼の人生の移り変わりや心情の変化をも感じられそうな展覧会となっている。出展もベルン美術館をはじめ、スイスの主要な美術館と個人が所蔵する油彩、素描などで、ホドラーの全貌に迫るまたとない機会となるだろう。

【開催概要】
展覧会「フェルディナント・ホドラー展(東京会場)」
会期:2014年10月7日(火)~2015年1月12日(月・祝)
会場:国立西洋美術館
住所:東京都台東区上野公園7-7
開館時間:9:30〜17:30(金曜日は20時まで)※入館は閉館の30分前まで
休館日:月曜日(ただし、10月13日、11月3日、11月24日は開館、翌火曜日は休館)/12月28日〜1月1日
料金:一般=当日1,600円/前売・団体1,400円 大学生=当日1,200円/前売・団体1,000円 高校生=当日800円 /前売・団 体600円 早割ペア券=2,000円(2枚1組で販売)
巡回:兵庫県立美術館 2015年1月24日(土)~4月5日(日)

【問い合わせ先】
ハローダイヤル
TEL:03-5777-8600