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ドキュメンタリー映画『ディオールと私』 ‐ ラフ・シモンズが初めて手かげるオートクチュール

2014年4月23日 - 未分類

2014年4月にニューヨークのトライベッカ映画祭で、ラフ・シモンズ(RAF SIMONS)が初めて手掛けたディオール(Dior)のオートクチュールコレクションの舞台裏に迫るドキュメンタリー『ディオールと私 (原題:Dior and I )』が上映された。2015年3月、本作の日本公開が決定。Bunkamuraル・シネマ他全国で上映される。

フレデリック・チェン(Frederic Tcheng)監督による本作品は、トライベッカ映画祭で、コンペティションのオープニングナイトドキュメンタリーとして公開。ラフ・シモンズがディオール就任後、初となるオートクチュールコレクションの舞台裏を描いたドキュメンタリーは、数々の伝説に彩られたメゾン、クリスチャン・ディオールの世界へと観客を誘う。そこには、オートクチュールを支える多くの人々が、苦労を厭わず献身的に仕事に取り組む姿がある。

プレッシャーにさらされるファッション界の日常と、ブランドの象徴的な過去との不思議な共鳴を織り交ぜながら展開される映画は、ラフ・シモンズのビジョンを形にする職人たちへ、色鮮やかにオマージュを捧げる作品にもなっている。


Courtesy of CIM Productions

この映画は、通常は公開されていないところまで踏み込み、ラフ・シモンズがデビューコレクションを完成させるまでのストレスフルな8週間を記録。アーティスティック・ディレクターであるラフのクリエイティブなプロセスから、疲れを見せず精力的に作業するアトリエの職人たちまで、デザインハウス内部で行われる作業を映し出しながら、オートクチュールに携わる人々、彼らの仕事、そしてクリスチャン ディオールの伝説を結ぶ絆を深く掘り下げている。

パリ、モンテーニュ通り30番地に建つディオール本社。その上階に位置するメゾンのが、・ディオールの中枢であるアトリエだ。その中に初めてカメラの潜入が許された本作の撮影は、ラフ・シモンズ就任からの8週間の期間のみ。通常の準備期間の半分で54体のオートクチュールを完成させなければならなかった。カメラ嫌いでも知られるラフの緊張、歓喜、彼を支えるチーム・ラフの献身、105人のお針子たちの経験豊かな手が形作っていくオートクチュールの美しさが映しだされる。

 
Courtesy of CIM Productions

公開された本作の貴重な場面写真では、悩ましい表情でドレスを見つめるラフ・シモンズ、偉大な伝統を支えて続けているお針子たちの様子、一枚のドレスが出来上がるまでの裏舞台の様子が分かる。苦労の末にアトリエから誕生したドレスをモデルたちが身に纏い、エレガンスなコレクションを披露しており、そのどれもが一流であり、人々を魅了する。

2012年空席になっていたディオールのアーティスティック・ディレクターにラフ・シモンズが就任するとの発表は、多くのファッション解説者たちを驚かせた。そしてそれは、パリにあるディオール・アトリエのお針子たちの挑戦のはじまりに。ラフ・シモンズはベルギー出身で、自身の名を冠にした男性下着ブランドを展開し、“ミニマリスト”として認識され、何よりもオートクチュール界での経験が皆無だった。

ラフ・シモンズが提案する因習にとらわれないクリエイティブな手法、寝る間も惜しんでアトリエの仕事に没頭するお針子たち。限られた時間の中、世界中が注目するディオールの新鋭コレクションは果たして成功を収めるのか……。


Courtesy of CIM Productions

ニューヨークを拠点に活動するフレデリック・チェンは、この『ディオールと私』で、単独での監督デビューを果たした。チェンは2009年にヒットしたドキュメンタリー映画「VALENTINO:THE LAST EMPEROR」で共同プロデュース・編集・撮影を手掛け、「DIANA VREELAND: THE EYE HAS TO TRAVEL(ダイアナ・ヴリーランド 伝説のファッショニスタ)」では共同監督を務めている。

【作品情報】
『ディオールと私』
公開日:2015年3月 Bunkamuraル・シネマ他全国ロードショー
配給:アルシネテラン/オープンセサミ
提供:アルシネテラン/オープンセサミ/Bunkamura