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リトゥン山縣&ミキオサカベ「絶命展」ファッションショー&トークイベント - 国立新美術館で開催

2013年12月4日 - 未分類

リトゥンアフターワーズ(writtenafterwards)デザイナー・山縣良和とミキオサカベ(mikio sakabe)デザイナー・坂部三樹郎が2013年10月に開催した「絶命展」。今回は、「絶命展 -新美編」と題したファッションショーとトークショーが、12月3日(火)に国立新美術館で行われた。

山縣と坂部は「絶命展」について「そもそもファッションは不老不死ではなく、儚く死んでしまうもの。生まれ変わるには死ぬ覚悟が必要なのです。絶命が僕ら の微かな希望となるのです」という。今回は、展示主体だった「絶命展」を、ファッションショーという"新美編"でどう表現するかという試みだ。

トークショーでは、「クールジャパン機構」の代表取締役社長に就任した太田伸之をゲストに迎え、山縣、坂部の3人で、これからのファッションと日本の若手デザイナーをテーマに語った。太田は、元・株式会社イッセイミヤケの代表取締役で、現在は日本ファッション・ウィーク(JFW)の推進機構理事として東京コレクションの運営や若手デザイナーの支援に携わるほか、政府と民間企業が共同出資して行う日本の生活産業の海外展開の支援をしている。3人は、すでにしっかりとしたシステムが出来上がったファッションビジネスで、いかに若手デザイナーが自分たちの活躍の場を見出すかについて語る。

太田は、ロンドンやアントワープから帰国した山縣と坂部のクリエーションにいち早く注目した人物のひとり。「(ファッションビジネスの)既成概念なんか忘れて、自分たちでできることをやればいいと思う。一生懸命やってたら、共感する物好きなお客さんが1人や2人は出てくるかもしれない。今あるシステムに乗るんだったらしっかり乗るべき。でもそうじゃないなら、もっと違う価値観を見つけなければ」と、これからのファッション業界を担う若手にエールを送る。

また山縣は自身が主宰し、講師を務めるファッションデザインの教室「ここのがっこう」について話す。「ここに来ても就職とかには全然関係ない。でも自分と向き合ったクリエーションを磨ける場所で、そこだけは追求しています。最近はいろんな生徒が出てきて、カメラをやったり、ジャーナリズムをやったり、刺繍工場を持ち始めた子、生地屋さんとデザイナーさんをつなげる仕事をする子もいたり。まだ小さいですが、そこで"経済"が回り始めてるような気がしました」。

 

その後行われたファッションショーでは、「絶命展」に登場した服をはじめ、ミキオサカベ、ジェニーファックス(Jenny Fax) のコレクションや、山縣主宰の「ここのがっこう」の生徒の作品が登場した。会場には3つのランウェイが用意され、モデルたちが続々と現れる。

 

序盤は幻想的な音楽とともに、何枚もの布を重ねたスカートや、パッチワークのオーバーオールといった素朴な服が続く。中盤からは激しい音楽やカーペンターズの音楽などが、入り混じる。アイドルがキュートな衣装で現れたり、中年男性がスーツにハーフパンツで歩いていたりと、次々に登場するモデルに来場者は目 を奪われる。またリトゥンアフターワーズが2013年10月に発表したインスタレーションに登場した子供たちが、会場のエレベーターに乗っていたりと、思いもよらない演出ばかり。日本の様々なクリエーションがぶつかり合うファッションショーが誕生した。

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