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動く芸術!新宿で「キネティック・アート」展が開催

2014年4月1日 - 未分類

フランコ・グリニャーニ 《波の接合 33》
1965年 油彩・カンヴァス

東京都・新宿区にある、損保ジャパン東郷青児美術館で、2014年7月8日(火)から8月24日(日)の期間、「不思議な動き キネティック・アート展 ~動く・光る・目の錯覚~」が開催される。

キネティック・アート(kinetic art)とは「動く芸術」のことで、20世紀のヨーロッパに誕生したもの。伝統的な彫刻や絵画は、運動の一瞬を造形化することで「動き」の感覚を表してきたが、キネティック・アートは作品そのものに「動き」を取り入れているのが特徴だ。

電気じかけのモーターで動いたり発光する作品のほか、現実には動かないけれども、目の錯覚(錯視)を利用したり、見る人の視点の移動に応じて動いて見える作品なども含まれている。

「動く芸術」という考え方の起点は、20世紀初頭に機械文明を礼賛し「スピードの美」を唱えたイタリア未来派などに求めることができるが、その後、実際の「動き」を取り入れた作品が各地で制作されるようになった。たとえば、1930年代から作られた風力で動く彫刻「モビール」はその代表的なもの。

 
左) グラツィア・ヴァリスコ《可変的な発光の図面 ロトヴォド+Q44》1963年 透明アクリ樹脂・木・電灯・電気モーター
右) グルッポMID《運動の発生装置》1966‐2011年 モーター・ネオン光・透明アクリル樹脂・アルミニウム

しかし、キネティック・アートが本格的に盛んになるのは、1950年代半ばから60年代にかけてのことだ。大戦後、発達する科学とテクノロジーを芸術に取り込もうとする気運の高まりの中で、キネティック・アートは20世紀の新しい美術分野として定着する。

本展覧会は、1960年代にイタリアを中心に展開したキネティック・アートの世界を、日本で初めて総合的に紹介する試みだ。人間が機械に振りまわされることなく、人間性回復の手だてとなるような芸術を目ざしたブルーノ・ムナーリをはじめ、エンツォ・マリ、ジャンニ・コロンボなどのイタリアの作家たちのほか、ジョセフ・アルバース、ヴィクトルヴァザルリ、ラファエル・ソトらをあわせた30余名による平面・立体作品約90点を一堂に展示。


ユーゴ・デマルコ《変化するプリズムと反射光》1964年 金属・白と黒の透明アクリル樹脂

いずれもイタリア国内のコレクションからの出品で日本初公開となっている。

【開催概要】
「不思議な動き キネティック・アート展 ~動く・光る・目の錯覚~」
開催期間:2014年7月8日(火)~8月24日(日)
場所:損保ジャパン東郷青児美術館
住所:住所:東京都新宿区西新宿1-26-1 損保ジャパン本社ビル42階
開館時間:10:00~18:00(入館は17:30まで)
休館日:月曜日(ただし7月21日は開館)
料金:一般¥1,000(800)、大学・高校生 ¥600(500)、65歳以上 ¥800
中学生以下無料
※( )内は前売りおよび20名以上の団体料金。