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展覧会「輝ける金と銀」渋谷・山種美術館で開催 - 日本画家にとっての”金”と”銀”の変遷

2014年8月26日 - 未分類


速水御舟《名樹散椿》【重要文化財】1929(昭和4)年 紙本金地・彩色 山種美術館

2014年9月23日(火・祝)から11月16日(日)までの期間、渋谷区にある山種美術館にて、「特別展 輝ける金と銀―琳派から加山又造まで―」が開催される。

金と銀は、いつの時代も人々を惹きつけてきた。古くから日本美術で用いられ、使われ方も時代によって変わっていく。今回の展覧会では、そんな金と銀の歴史の中でも、表現がひときわ多彩になる明治以降の日本絵画にフォーカス。金と銀に魅了された画家たちの作品に迫る。


山本丘人《真昼の火山》1959(昭和34)年 紙本・彩色 山種美術館

近代、画家たちは伝統に挑み、新しい表現方法に向けて試行錯誤した。そのひとつに、従来権力や宗教の象徴であり、主張が強いイメージであった金と銀を、他の色や絵と調和させ、新しい使い方を提案したことがあげられる。横山大観は、「喜撰山」で金箔を裏面に用いた特殊な和紙を使用することで、柔らかな光を再現させ、「名樹散椿」で速水御舟は、金砂子を使用した、撒きつぶしという技法を用い、金そのものの美しさを表現した。


速水御舟《昆虫二題 葉陰魔手・粧蛾舞戯》1926(大正15)年 絹本・彩色 山種美術館

山本丘人は、「真昼の火山」で金銀の箔や泥(でい)に対して斬新なアプローチを行い、山の力強さを表した。「華扇屏風」で加山又造は、古典と現代の技法を組み合わせ素材の可能性を追求した。


松岡映丘《春光春衣》
1917(大正6)年 絹本・彩色 山種美術館

会場ではそうした作品に加え、画家たちの発想の源となった平安時代の料紙装飾や江戸時代の琳派の絵画、当時のさまざまな技法を再現した技法サンプルを展示。ここからもまた、作家たちの苦労とチャレンジ精神を感じとることができる。今もなお輝き続ける金と銀の世界を堪能してはいかがだろうか。

【展覧会情報】
特別展 輝ける金と銀―琳派から加山又造まで―
会期:2014年9月23日(火・祝)~11月16日(日)
※会期中、一部展示替あり。
・前期:9月23日(火・祝)~10月19日(日)
・後期:10月21日(火)~11月16日(日)
場所:山種美術館
住所:東京都渋谷区広尾3-12-36
休館日:毎週月曜日
※10月13日(月)、11月3日(月)は開館、10月14日(火)、11月4日(火)は休館。
時間:10:00~17:00
※入館は閉館の30分前まで。
料金:一般1,200円(1,000円)、大高生900円(800円)、中学生以下無料
※()内は前売り、団体料金。
TEL:03-5777-8600
※受付時間は8:00~22:00。
URL:http://www.yamatane-museum.jp/