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山種美術館で歌川広重、横山大観らの作品 - 日本画で見る「水の音」

2014年6月11日 - 未分類


歌川広重(初代)《東海道五拾三次之内 庄野・白雨》1833-36(天保4-7)年頃 大判錦絵[8/19-9/15展示]

日本画専門美術館として知られる山種美術館が、2014年7月19日(土)から9月15日(月・祝)までの期間、展覧会「水の音-広重から千住博まで-」を開催する。

海に囲まれ、山河の自然にも恵まれた日本において、古来から身近な存在であった「水」。その決まった形がなく、形態を多様に変化させる様子は、古くから美術家を魅了し、世界でも様々な姿として表現されてきた。

そんな中、「水の音」に焦点を当てる今回の展覧会。所蔵作品の中から、川、海、滝、雨など、水に因んだ作品を厳選。展示を通し、近世から現代までの画家たちの試みを振り返っていく。

 
左)横山大観《夏の海》1952(昭和27)年頃 紙本・彩色 山種美術館
右)岩橋英遠《懸泉》1972(昭和47)年 紙本・彩色 山種美術館》

例えば、突然の夕立に急ぐ人々の姿を臨場感豊かに描いた歌川広重の浮世絵や、躍動する水の描写を試みた横山大観、川端龍子、奥村土牛らの近代・現代日本画。千住博の「滝」シリーズでは、激しい水飛沫をあげて勢いよく流れ落ちる迫力に満ちた滝が描れている。橋本関雪の《生々流転》は、22年ぶりに六曲二双の全てが公開されるという貴重な大作。そして、そんな色とりどりの作品たちは、水の視覚的な造形美を伝えるとともに、雨や波、落下する水の音を想い起こさせ、まるでそれらの音が聞こえてくるような感覚にいざなう。

世界中で水不足を危惧する声が叫ばれる昨今、日々の生活に欠かせない水への関心は、日増しに高まってきている。江戸時代から現代に至るまでの絵画を通して、日本の人々が水に向けてきた眼差しや想いを感じ、改めて「水」に対する向き合い方を見つめ直してはどうだろう。

【展覧会情報】
「水の音-広重から千住博まで-」
会期:2014年7月19日(土)~9月15日(月・祝)
※会期中、一部展示替えを実施。
会場:山種美術館
主催:山種美術館、読売新聞社
開館時間:10:00~17:00(入館は16:30まで)
休館日:月曜日(7/21, 9/15は開館、7/22は休館)
入館料:一般1000円(800円)・大高生800円(700)円・中学生以下無料
※( )内は20名以上の団体料金および前売料金。
※障がい者手帳、被爆者手帳の提示者およびその介助者(1名)は無料。
※リピーター割引:本展使用済入場券(有料)の提出で、会期中入館料が団体割引料金に変更 (1名1枚につき1回限り有効)。
※ゆかた割引:会期中、ゆかた(または着物)での来館者は、団体割引料金。
※複数の割引の併用不可。

出品作品:     
【波のイメージ】
小堀鞆音《那須宗隆射扇図》、 横山大観《夏の海》、 川合玉堂《鵜飼》、 橋本関雪《生々流転》、
川端龍子《鳴門》、 奥村土牛《鳴門》、 奥田元宋《奥入瀬(秋)》
【滝のダイナミズム】
奥村土牛《那智》、 岩橋英遠《懸泉》、 千住博《松風荘襖絵習作》 《フォーリングカラーズ》
【きらめく水面(みなも)】
山元春挙《火口の水》、小野竹喬《沖の灯》、千住博《光》
【雨の情景】
歌川広重(初代)《名所江戸百景 大はしあたけの夕立》[7/19-8/24展示]
《東海道五拾三次之内 庄野・白雨》[8/19-9/15展示]
竹内栖鳳《雨中山水》、 横山大観《楚水の巻》(部分)、 川合玉堂《水声雨声》
他、全約60点
※上記作品はすべて山種美術館蔵。
※出品内容には変更の場合あり。