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建築をやめた建築家たちがテクノロジーやアートで“建築”した映像作品展、GYREで開催

2013年10月23日 - 未分類

「建築は進化してるでしょうか?ホントに面白いですか?可能性に満ちあふれてますか?人をワクワクドキドキさせてますか?この先、”表現”としての建築はどこに向かうのでしょうか?」

メディアアート界で今最も注目が高いクリエイティブ集団「ライゾマティクス」の齋藤精一による監修のもと、あたらしい建築のあり方を探して建築のちょっとだけ”外側”にいる人たちと、その作品を集めた「建築家にならなかった建築家たち」展が2013年10月23日(水)から11月4日(月)まで表参道にあるGYREの3階で開催されている。

今は外側に居るけれど、近い将来、建築に内包されるかもしれない、逆に建築がこうした“外側”に吸収されるのかもしれない。今日的な建築のあり方を、建築をやめた建築家たちが、テクノロジーやアートを使って“建築”する。展示は多ジャンルから集めれた9人のクリエイターの1人1作品と「なぜ建築家にならなかったんですか?」といった質問を投げかけたインタビュー映像によって構成されている。

 

発起人である齋藤は、今回集まった「建築家にならなかった建築家たち」クリエイター9人のうちのひとり。彼は次のように展覧会のきっかけや手ごたえについて語った。
「色々なジャンルのアーティストには、表立っては言ってないけれど実は建築出身の人が結構多い。知り合いを伝って、出展者に声をかけました。auの増上寺ときゃりーのCMや東京駅の例などがあって、最近になってプロジェクションマッピングが世の中に浸透してきていると思う。最近、建築のジャンルから、プロジェクションマッピングやファサードを使ったインタラクティブなどに関する問い合わせが多いですよ。今後としては、『ファッションデザイナーにならなかったファッションデザイナーたち』や『グラフィックデザイナーにならなかったグラフィックデザイナーたち』などシリーズ化できれば面白いですよね」

建築家になることを志し国内外の大学や大学院で建築を真剣に学ぶが、結果的に建築家という道を選ばず異業種のクリエイターとして、活躍している人たちが数多く居る。「建築家にならなかった建築家」達は、別の方法、別の時間軸で表現する道を選んだ。彼らはなぜ建築をやめたのか?建築的思考や教育は、彼らにどんな影響を及ぼしたか?ル・コルビジェや安藤忠雄は、違う分野から建築の世界に飛び込み、時代を創ってきた。建築の世界から飛び出した今日的クリエイターたちは何を創っていくかが今回の映像作品展で表される。

 
左) NIKE LONDON: FUELFEST
左) au by KDDI : FULL CONTROL TOKYO

映像展示作品には東京港区にある増上寺で行われた、プロジェクションマッピングを駆使して人気アーティストきゃりーぱみゅぱみゅの顔や水玉、稲妻、手裏剣など、曲に合わせた色とりどりの映像が安国殿に投影され話題となったau by KDDI のCM「FULL CONTROL TOKYO」がテクノロジーを使った建築の新しい表現のひとつとして展示される。他にも、人体データを取得できるNIKEFUELを装着した約4000人のオーディエンスが音楽にのって動き、その人体データをリアルタイムに集計してプロジェクションマッピング、内部演出を行ったNIKE LONDONの「FUELFEST」などが展示される予定だ。

【展示会情報】
「建築家にならなかった建築家たち」展
会期:2013年10月23日(水)~11月4日(月)
時間:11:00~20:00
場所:EYE OF GYRE (表参道GYRE 3F)
住所:東京都渋谷区神宮前5‐10‐1

【参加アーティスト】
飯田昭雄、石畠吉一、伊藤達信、齋藤 精一、志伯健太郎、武井良祐、千葉隆史 aka. FDFANTA汁CHILLSTASKI、中村勇吾、吉里裕也(50音順)

■齋藤精一 プロフィール
1975年神奈川生まれ。建築デザインをコロンビア大学建築学科(MSAAD)で学び、2000年からNYで活動を開始。その後ArnellGroupにてクリエティブとして活動し、2003年の越後妻有トリエンナーレでアーティストに選出されたのをきっかけに帰国。その後フリーランスのクリエイティブとして活躍後、2007年にライゾマティクスを設立。建築で培ったロジカルな思考を基に、アート・コマーシャルの領域で立体・インタラクティブの作品を多数作り続けている。2009年-2013年国内外の広告賞にて多数受賞。現在、株式会社ライゾマティクス代表取締役、東京理科大学理工学部建築学科非常勤講師。