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新宿に「中村屋サロン美術館」オープン - 開館を記念した特別展覧会も

2014年8月26日 - 未分類

中村 彝《小女》 1914年

2014年10月29日(水)、新宿中村屋本店ビル跡地に開業する、新宿中村屋ビルの3階に「中村屋サロン美術館」がオープン。これを記念し、2014年10月29日(水)から2015年2月15日(日)までの間、「中村屋サロン美術館 開館記念特別展 中村屋サロン―ここで生まれた、ここから生まれた―」を開催する。

中村屋は、相馬愛蔵・黒光夫妻によって、1901年に創業。夫妻は、「己の生業を通じて文化・国家(社会)に貢献したい」という強い思いを持ち、明治末から昭和初期にかけて多くの芸術家や文化人を支援した。新宿中村屋は、「中村屋サロン」と呼ばれ、ヨーロッパのサロンのように、多くの芸術家たちが集う交友の場となった。

今回の展覧会では、「中村屋サロン」に着目し、この地で生まれた作品やここでの交流をきっかけに生まれた作品を2章に分けて、約50点を展示。また、作品の背景にある中村屋のエピソードも併せて紹介する。

 
左) 荻原守衛(碌山)《女》ブロンズ 右) 中村 彝《麦藁帽子の自画像》 1911年

「第1章 中村屋サロンの胎動 碌山・穂高~海外時代」では、創業者・愛蔵の同郷であり、中村屋サロンに最も影響を与えた芸術家・荻原守衛(碌山)の留学時代に焦点を当てた。守衛は、22歳でニューヨークへ渡り、その後フランス、イタリア、エジプトへと足を運び、のちのサロン仲間となる戸張弧雁や柳敬助、高村光太郎と出会う。画家であった守衛は、ロダンの「考える人」に衝撃を受け、彫刻家へと転向。その時代の生命感が溢れる、守衛の彫刻作品の他、彼に影響を受けた友人たちの作品が並ぶ。

「第2章 中村屋サロンの躍動 碌山・新宿時代~」では、守衛が中村屋サロンで、友人の芸術家たちのと交流を深めた時代の作品を紹介。中原悌二郎をはじめとする、サロンに出入りした仲間達の作品が並ぶ。また、帰国後わずか2年で急逝した守衛だったが、美術界へ与えた影響は大きかった。最も彼の影響を受け、彼の死後サロンの中心人物となる、中村彝が第八回文展三等賞を受賞した「小女」も展示される。

芸術家たちが互いに感化し合い、切磋琢磨した作品の数々が、ときを越えて集結。芸術の秋、芸術家たちの息吹を感じられる展覧会にぜひ足を運んでみて。


中村屋サロン美術館展示室イメージ図

【施設概要】
中村屋サロン美術館
オープン日:2014年10月29日(水)
住所:東京都新宿区新宿3-26-13 新宿中村屋ビル3階

【展覧会概要】
「中村屋サロン美術館 開館記念特別展 中村屋サロン-ここで生まれた、ここから生まれた―」
会期:2014年10月29日(水)~2015年2月15日(日)
開館時間:10:30~19:00
※入館は、18:40まで。
休館日:毎週火曜日、2015年1月1日(木)
※火曜日が祝祭日の場合は開館、翌日休館。
入館料:一般300円
※高校生以下、障害手帳呈示及びその介護者(1名)は無料。