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東京国立近代美術館で、戦後の修道院や刑務所で生きる人々を映した写真展「奈良原一高 王国」

2014年10月7日 - 未分類

奈良原一高《「王国」より沈黙の園》
© Narahara Ikko Archives

2014年11月18日(火)から2015年3月1日(日)の間、東京国立近代美術館で写真展「奈良原一高 王国」が開催される。

奈良原一高は、戦後を代表する写真家。1956年に個展「人間の土地」を開催し、ほぼ無名の新人の個展としては例外的な反響を呼び、鮮やかなデビューを飾った。それに続き、1958年には極限状況を生きる人間にフォーカスを当てた「王国」を発表。

本作は、和歌山の女性刑務所を取材した「王国(その1)壁の中」、北海道の修道院を撮影した「王国(その2)沈黙の園」の二部で構成される。翌年、長崎沖の炭鉱の島“軍艦島”シリーズを加えた三部構成に変更され、1978年には再び「壁の中」30点、「沈黙の園」60点の全90点からなる二部構成へと編み直し、写真集『王国 ―沈黙の園・壁の中―』として刊行された。

構成を変え、長きにわたり人々に影響を与えてきた「王国」が、56年ぶりに東京で開催される。今回の展覧会では、写真集『王国 ―沈黙の園・壁の中―』の中から87点を展示。初期作品が発表されてから56年経った今もなお色褪せず、作品がもつメッセージは、私たちに何かを訴えかける。


奈良原一高《「王国」より沈黙の園》© Narahara Ikko Archives

■アーティスト情報
福岡県生まれ。中央大学法学部卒業後、早稲田大学大学院で美術史を専攻。在学中の1956年に、個展「人間の土地」を開催。1958年個展「王国」で、日本写真批評家協会賞新人賞受賞。その後滞欧し、帰国後の出版した写真集 『ヨーロッパ静止した時間』で、日本写真批評家協会賞作家賞、芸術選奨文部大臣賞受賞。1975年写真集 『消滅した時間』、1986年写真集『ヴェネツィアの夜』で日本写真協会賞年度賞。1996年紫綬褒章受章。2005年日本写真協会賞功労賞受賞。


奈良原一高《「王国」より沈黙の園》
© Narahara Ikko Archives

【展覧会詳細】
奈良原一高 王国
開催期間:2014年11月18日(火)~2015年3月1日(日)
開館時間:10:00~17:00 ※入館は閉館30分前まで
※金曜日のみ、20:00まで開館
休館日:月曜日、年末年始<12月28日(日)から2015年1月1日(木)まで>
※11月24日(月)、1月12日(月)は開館。11月25日(火)、1月13日(火)は閉館。
場所:東京国立近代美術館 2階 ギャラリー4
住所:東京都千代田区北の丸公園3-1
観覧料:一般 430円(220円)、大学生 130円(70円)、高校生以下および18歳未満 無料
※( ) 内は20名以上の団体料金。
※65歳以上、キャンパスメンバーズ、MOMAT パスポートを持つ者、障害者手帳等提示する者とその付添者(1名)は無料。
※無料観覧日:12月7日(日)、2015年1月2日(金)、1月4日(日)、2月1日(日)、3月1日(日)

<講演会>
増田玲(東京国立近代美術館主任研究員/本展企画者)
日程:2014年12月13日(土)
時間:14:00~15:30
場所:東京国立近代美術館 地下1階講堂 
13:30開場、聴講無料、申込不要(先着150名)

<ギャラリートーク>
・小林美香(東京国立近代美術館客員研究員)
日程:2015年1月16日(金)
・増田玲(東京国立近代美術館主任研究員/本展企画者)
日程:2015年2月6日(金)
いずれも18:00~19:00、会場にて。参加無料(要観覧券)、申込不要

【問い合わせ先】
ハローダイヤル
TEL:03-5777-8600