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東京都現代美術館で「驚くべきリアル」展開催 - スペイン現代アートがもつリアリズムの真意

2013年11月29日 - 未分類

2014年2月15日(土)から5月11日(日)の間、東京都現代美術館の企画展示室1Fにて、「『驚くべきリアル』展 スペイン,ラテンアメリカの現代アート -MUSAC コレクション-」が開催される。日本スペイン交流400周年を記念し開催されるこの展覧会。会場では、スペインの90年代以降の作品を多く集める、カスティーリャ・イ・レオン現代美術館(MUSAC)のコレクションから、「驚くべきリアル」をテーマに27作家の作品が展示される。


ディアンゴ・エルナンデス《分断されたリヴィングルーム》 2006年 MUSAC蔵 ©Diango Hernández Courtesy: MUSAC 参考図版

スペインの芸術において「リアル」「リアリズム」という言葉は、単純に対象が精密に描写されていることを意味するものではなく、むしろスペインの芸術家たちの、「リアル」に対するこだわりや執着の仕方を指す。そうした「リアル」へのあくなき執念を生み出すのは、超自然的なものや、幻想的なものを地上に引き下ろして対話しようとする欲望。そしてその欲望は、日常的な光景やモノを「誇張」することで再現され、しばしば生と死の独特な緊張関係を表現する。

 
左) ビセンテ・ブランコ《無題(雪景色シリーズより)》2002年 MUSAC蔵 ©Vicente Blanco Courtesy: MUSAC
右) MP & MP ロサード《野良犬のように》2003年 MUSAC蔵 ©MP&MP Rosado Courtesy: MUSAC

 

「スペインでは、他のどの国よりも死者が生き生きとしている」という、詩人ガルシア・ロルカの言葉通り、死は生よりも活気を持つ。本展の出展作品には、活性化された死に裏付けられた、重い生がリアリズムとして表現されている。

孤独、疎外、アイデンティティの追求、愛と憎しみ、生きる事の喜びと葛藤、暴力、深思、そして社会・政治問題も含む、現在に生きる事のドラマのすべてを「リアル」に描いた作品の数々。そこには、ダリを生んだこの国が放つ、魔術的な世界の変容や驚くべきイマジネーションの飛翔を見ることができる。また、ビデオ・空間インスタレーション・絵画・彫刻と多様な表現方法が、刺激的な鑑賞体験を可能にする。

コンテンポラリーアートの世界で多くのアーティストを輩出するスペインから、「驚くべきリアル」を通じて生きることを示唆する展覧会が上陸する。


フェルナンド・サンチェス・カスティーリョ《馬に捧げる建築》2002年 MUSAC蔵 ©Fernando Sánchez Castillo Courtesy: MUSAC

【展覧会概要】
「驚くべきリアル」展
スペイン,ラテンアメリカの現代アート - MUSAC コレクション -
会期 : 2014年2月15日(土)~5月11日(日)
会場 : 東京都現代美術館 企画展示室1F ホワイエ
住所 : 東京都江東区三好4-1-1
時間 : 10:00~18:00(入場は17:30まで)
休館日 : 月曜日、5月7日(水) ※但し5月5日(月)は開館
入場料 : 一般 ¥1,100 / 大学生・65歳以上 ¥800 / 中高生¥600 / 小学生以下無料
※身体障害者手帳・愛の手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳・被爆者健康手帳を持った方とその付添者(2名まで)は無料。
TEL : 03-5245-1134
URL : http://www.mot-art-museum.jp/