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銀座メゾンエルメスで『逆転移』 リギョン展 - 光をテーマにしたインスタレーション

2014年10月12日 - 未分類


©Nacása & Partners Inc. / Courtesy of Fondation d’entreprise Hermès

エルメス(HERMÈS)財団は、2014年10月31日(金)から2015年1月7日(水)の間、銀座メゾンエルメス フォーラムにて、「『逆転移』 リギョン展 」を開催する。

リギョンは、ソウル在住のアーティスト。初期の作品より一貫して、光をテーマにした作品を制作している。光を見えるものと見えないものの関係を再定義する要素として扱い、見えるものの限界と不完全性を問いかけ続けている。

今回のイベントでは、2つの作品が展示される。1つは、2001年に制作された『The tree of knowledge of good and evil(善悪の知恵の木)』。目をくらませるほど強い光に満ちた部屋は、背後にあるはずの闇や影を消すことで、目を閉じると存在の確かさを得られる、逆説的な空間だ。禁断の果実をメタファーにとらえた部屋は、まるでハレーション(光暈)を起こしているかのよう。15年前、リギョンが自身の方向性を失っていた時期に生まれた本作は、その心を表すかのように、空間に足を踏み入れると広さや方向、そして距離感といったものが分からず、不思議な感覚を掻き立てる。「網膜に残る残像を見てほしい」という、当時の挑戦的な想いが込められた作品だ。


The three of knowledge of good and evil #2 | 2003

また新作『蛇の口づけ』は、不可視そのものを表現することにクローズアップ。過去の作品とは異なり、自然光の移り変わりから太陽光を描くことを目的とした。これは、らでん(螺鈿)細工を彷彿とさせる床とサウンドを使用し、展示される。会場には9つのライトが一列に設置され、時間の経過とともに光の位置が移ろう。銀座メゾンエルメスのガラスブロックから差し込む光の変化を、曖昧な音色とともに静かに味わうことができる空間だ。「生きるスピードを緩めてほしい」と話すリギョンの本作。日々の慌しさから離れ、何かをぼんやりと考える場を与えてくれる。

■アーティスト情報
リギョン
1969年韓国全州生まれ。
シティバンク・ロンドン(ロンドン)、サムスンホテル巨済(巨済)、慶熙大学(ソウル)などに、その先品がコレクションされている。
2002年、ソンコク美術館 美術大賞を受賞。

【開催概要】
『逆転移』 リギョン展 Countertransference by Ligyung
開催期間:2014年10月31日(金)~2015年1月7日(水)
開催時間:11:00~20:00(最終入場は19:30)
※日曜日のみ、11:00~19:00(最終入場は18:30)。
※不定休、年末年始はエルメス銀座店の営業時間に準ずる。
会場:銀座メゾンエルメス フォーラム
住所:東京都中央区銀座5-4-1 8階