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青山LAILA TOKIOで伝統的藍染めのエキシビション開催

2014年4月11日 - 未分類

ヴィンテージファッションを軸に、現代の感覚をプラスしたアイテムをセレクトするコンセプトショップ「ライラ トウキョウ(LAILA TOKIO)」で、日本に古くから伝わる藍染め染色技法を受けつぐ職人集団「リトマス(LITMUS)」の展示販売イベント「ALL NATURAL INDIGO HAND DYED BY Litmus」が開催される。期間は2014年4月12日(土)から4月20日(日)まで。

ライラ トウキョウでは不定期でファッション、アート、デザインなどジャンルを問わず、伝統的な技術や文化を継承しながら、新しい価値観に挑戦し活動するアーティストや職人などの活動や作品を紹介するプロジェクト「FRONT」を展開しているが、2回目となる今回はリトマスにフィーチャーする。リトマスは湘南鵠沼を拠点に、古来から伝わる染色技法「灰汁醗酵建て(あくはっこうだて)」による本藍染めを受け継ぎ、素材や概念にとらわれない作品づくりをする職人ユニット。

藍染めを紐解いていくとその歴史は深く、古代エジプトのミイラを包む布にも使われており、日本には5世紀頃に伝わったとされ、法隆寺や正倉院の宝物の中にも藍による染色作品が多数残されている。時を経て庶民の色となったのは江戸時代のこと。当時普及した木綿との相性が良く、また染め重ねることで生地が丈夫になることで、畑仕事の野良着をはじめ、手拭い、肌着など生活の中に浸透していった。

しかし、深く人々の生活の中に溶け込んでいた藍染めも、明治後半に合成染料が流入すると一気にその存在感を薄めていく。自らの土地で木綿と藍を大切に育み、生活の中で藍染めを生かしていたわずか100 年程前の日常の風景は今となっては想像すらしがたいものになる。特にここ数年では、藍の生産者が激減し、染料を作る「藍師」も国内にわずか5人と、藍染めをめぐる状況は厳しいのが実態。

 
藍染めの工程

このままではかつて藍の青色に満ち溢れ“藍の国”と呼ばれていた日本に、本当の藍の青色がなくなってしまうのではないか。リトマスはそんな危機感を持ちつつ、より多くの人に本当の藍の色を知ってもらうきっかけを作りたいという純粋な想いで、藍染めを現代に寄り添うもうのとしてアウトプットしながら活動を続けている。

今回のイベントでは、そんなリトマスが制作した作品を展示販売する。彼らが染め付けるのは、ライラ トウキョウが長年かけて集めたヴィンテージアイテムの数々。希少なロックTシャツからアンティークシャツ、シルクのスカーフやブルゾン、シューズなど、様々な形やマテリアルのアイテムが揃う。ヴィンテージの独特の風合いの生地、経年変化による色褪せが、藍の青と混じわり予想もつかないような新たな表情を生み出す。

【イベント情報】
FRONT#2 LITMUS EXHIBITION
「ALL NATURAL INDIGO HAND DYED BY Litmus」
会期:2014年4月12日(土)~4月20日(日)
会場:LAILA TOKIO / 7×7
住所:東京都渋谷区渋谷1-5-11
※会期中はLITMUSの特別展示を開催。アイテムは会期後も引き続き継続して販売。

■灰汁醗酵建て(あくはっこうだて)
藍の葉から4ヶ月程かけてとった“すくも”と呼ばれる染料に、木灰と熱湯を加えてとった灰汁(あく)と石灰などをあわせ、微生物の作用に頼りながら自然の醗酵を促し、藍液を作り出して染めつける日本の伝統的な染色技法。一度に大量に染められるインディゴ染めなどの合成藍による染色と異なり、一つ一つが藍液の様子と呼応しながらの手作業による。
また自然の作用に頼りながら行われるため、同じように染めても、生まれてくる藍の青はそれぞれの表情を持ち、どれ一つとして同じものに仕上がることがない。“馴染む”という言葉通り、藍が生み出す青は身につける人それぞれのもとでさらに表情豊かにしていく。