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世界の注目若手アーティストを紹介「MAMプロジェクト」第19回はトルコのエムレ・ヒュネル

2013年7月9日 - 未分類

世界各国の才能豊かな若手アーティストを応援する、森美術館の「MAMプロジェクト」。その第19弾となるアーティストが、トルコ・イスタンブール出身のエムレ・ヒュネルに決定、日本初紹介となる。2013年9月21日(土)から2014年1月13日(月・祝)までの期間、初期の代表作《パノプティコン》を始め、映像作品やインスタレーションなどが展示される。

エムレは科学、戦争、テクノロジー、医学などの歴史を踏まえ、危うさをはらんだ文明社会、その延長線上にある未来について問いかける作品を制作している。主題や表現方法など、あらゆる分野を行き来しながら、時空を超えた視点で制作を続ける作品群は、世界を俯瞰し、人間と文明の進むべき方向性を再考することを促す。

ここからは、本展の見どころ作品をご紹介。

■《パノプティコン》(2005年)
初期の代表作。作品名は、ミシェル・フーコーが、管理統制された社会システムの比喩として用いた言葉に由来する。謎の生命体の社会を描いたこのアニメーション作品を通して、ヒュネルは秘教、歴史、権力社会や人間と自然の関係性について言及。


©MORI ART MUSEUM All Rights Reserved.
エムレ・ヒュネル 《パノプティコン》 2005年 ビデオ 11分8秒 Courtesy: Rodeo

■《ジャガーノート》(2009年)
作品名は「制御不可能な巨大な力」を意味する。万国博覧会、自動車産業などの近代化の象徴を参照しつつ、航空学、戦闘機を主題としている。皮肉にも科学やテクノロジーが戦争と共に発展してきたことを示唆する映像作品。

 
©MORI ART MUSEUM All Rights Reserved.
エムレ・ヒュネル 《ジャガーノート》 2009年 ビデオ 21分8秒 Courtesy: Rodeo

■《キゾティック》(2011年)
「途方もなく非現実的な」という意。アマゾン奥地にかつて実在したゴム・プランテーションの町「フォードランディア」を主題に、人間の無謀な夢と試みが詩的に表現されたインスタレーション作品。


©MORI ART MUSEUM All Rights Reserved.
エムレ・ヒュネル 《キゾティック》(部分) 2011年 インスタレーション Courtesy: Rodeo

2013年9月21日(土)には、作品への理解をより深める機会として、エムレ・ヒュネル本人を迎えてのトークショーも企画されている。

【展覧会概要】
MAMプロジェクト019:エムレ・ヒュネル
会期:2013年9月21日(土)~2014年1月13日(月・祝)
時間:10:00~22:00 / 火曜日は10:00~17:00 ※入館は閉館時間の30分前まで
会場:森美術館
住所:東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー53階
料金:一般 1,500円、学生(高・大学生)1,000円、子供(4歳~中学生)500円

【アーティストトーク】
出演:エムレ・ヒュネル
日程:2013年9月21日(土)
時間:14:00~15:30
会場:森美術館展示室内
定員:80名(先着)
料金:無料(要展覧会チケット)
申し込み:2013年8月14日(水)11:00より、森美術館ウェブサイトにて受け付け開始

【問い合わせ先】
TEL:03-5777-8600(ハローダイアル)

【アーティスト紹介】
エムレ・ヒュネル
1977年、トルコのイスタンブール生まれ。ブレラ美術アカデミー(イタリア)卒業後、オランダのライクス・アカデミー・レジデンスなどを経て、現在はイスタンブール在住。主な個展に、「エオリアン」ロデオ(イスタンブール、2013年)、「Salt6:エムレ・ヒュネル」ユタ美術館(アメリカ、2012年)、「新しい地平」ストローム(ハーグ、オランダ、2010年)。主なグループ展に「マニフェスタ9」(ヘンク、ベルギー、2012年)、「釜山ビエンナーレ」(2010年、韓国)、「ヤンガー・ザン・ジーザス」ニュー・ミュージアム(ニューヨーク2009年)、「APT:アジア・パシフィック・トリエンナーレ」(ブリスベン、オーストラリア、2009年)など。